記事一覧:特集10409件
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特集 Part1
【Column】 混乱に乗じて産廃をポイ捨て “ごみ箱”と化す被災地の現実
2012年03月10日号現在、仮置き場に集められている大量のがれき。その量が不自然に増えているという。どうやら被災地以外の廃棄物を混乱に乗じて捨てる不届き者が多くいるというのだ。
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特集 Part1
【Column】 放射線量がゼロでなければノー 漂流するがれき広域処理の行方
2012年03月10日号被災3県で発生したがれきの量は2253万トン。地元だけでは処理できないため、被災地以外の自治体に協力を仰いでいるが、放射能汚染に対する不安もあって一向に前に進まない。
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特集 Part1
田坂広志(元内閣官房参与)インタビュー
2012年03月10日号除染をしても、放射能はゼロにはならない。したがって、そこで暮らすか、離れるかを一人ひとりが判断できるように、現実のリスクを可能な限り明らかにすべきだ。そのためには、生活圏周辺の放射能を継続測定し、公表する。
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特集 Part1
佐藤雄平(福島県知事)インタビュー
2012年03月10日号2012年は、復興元年としたい。まず、県内外に避難している人が一日も早くふるさとへ帰るための環境づくりを進める。安心してふるさとで暮らしてもらうためには、除染と県民の健康を長期にわたって見守る健康管理が不可欠だ。
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特集 Part1
行政のウソと隠蔽に怒る住民 先が見えないフクシマの絶望
2012年03月10日号行政による汚染対策の拙さに翻弄され、今も放射能汚染に苦しんでいる福島県民。除染も進まず、見えない放射性物質におびえながら、脱出すべきか否かに揺れる日々を送っている。
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特集 Part1
補償の違いが生む被災者間格差 地域コミュニティ崩壊の危機
2012年03月10日号支援金、義援金、延長された失業手当──。一見、補償が行き届いているかのように映る被災地の人々だが、内実は人によってさまざまだ。被災者間格差の問題が、今後各地で出てきそうだ。
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特集 Part1
平野達男(復興大臣)インタビュー
2012年03月10日号被災自治体の立場に立ち全力を尽くすことが復興庁の基本姿勢だ。その代わり、できないものはできないと厳しいことも言う。そういう信頼関係を被災自治体と築いていきたい。
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特集 Part1
“主役”の限界
2012年03月10日号遅々として進まない復興に、住民や事業者の不満が爆発しそうだ。復興の主役であるはずの市町村が、住民への対応や復旧作業に追われて人手が足りず、限界に達しているからだ。
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特集 Part1
達増拓也(岩手県知事)インタビュー
2012年03月10日号県の立てた8年計画の最初の1年が終わろうとしているが、沿岸部には更地の風景が広がり、復興はまだ初期の段階といっていい。とはいえ、この1年で応急復旧はかなり進んだ。仮設住宅の建設と被災者の入居、そしてがれきの仮置き場への移動はほぼ完了したのだ。
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特集
【Prologue】 東日本大震災から1年 進まぬ復旧・復興の現実
2012年03月10日号2012年2月下旬のある朝。宮城県気仙沼市では、ランドセルを背負った子どもたちが笑顔を見せながら手をつないで歩いていた。車やバスがせわしなく行き来し、カーラジオからは「今日も1日がんばりましょう」との声。なんてことはない田舎町の日常光景だ。
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特集
だれが復興を殺すのか
2012年03月10日号あの日からまもなく1年を迎える。だが、いまだその復興が遅々として進んでいない。5年後、10年後を見据えた産業が育つ気配はなく、住み続けたくても満足のいく仕事が見つからない。諦めて被災地を去っていく人の姿を多数眺めると、その言葉もむなしく響く。誰が復興を殺すのか──。震災後の今を追った。
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特集
震災から1年 進まない復旧 阻まれる復興
2012年03月10日号震災から1年が経過したが、復旧・復興はどれだけ進んだのか?現状をデータで振り返る
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特集 Part1
“死に金”と化す予算
2012年03月10日号国による「復興」の定義のあいまいさが、被災地や各府省庁などの間で認識の違いを生み、復興を阻んでいる。震災とはなんら関係のない事業にも、まさに多額のカネが流れようとしている。
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特集 Part1
硬直する行政
2012年03月10日号被災した東北3県は、これまでに5万2000戸余りの仮設住宅を建設した。膨大な規模でかつてない難事業だったが、その過程に日本の政治や行政が抱えるさまざまな課題が凝縮されていた。
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特集 Part1
村井嘉浩(宮城県知事)インタビュー
2012年03月10日号宮城県では10年間の復興計画を復旧期、再生期、そして発展期の三つに分けており、残り2年で復旧を終えなければならない。そのため、「震災復興スタートダッシュ予算」と銘打った現在審議中の新年度予算は、一般会計ベースで1兆6000億円とこれまでの2倍だ。
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特集 Part2
被災企業不在でつばぜり合い 二重ローン救済策のジレンマ
2012年03月10日号被災地の経済を停滞させている「二重ローン」の問題。しかしバラバラに発足した二つの組織の足並みがそろわず、肝心の企業再建はなかなか進まない。
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特集 Part2
西條剛央(「ふんばろう東日本支援プロジェクト」代表/早稲田大学大学院専任講師)インタビュー
2012年03月10日号日本最大級のボランティア団体「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は、支援が届かない末端の避難所や在宅避難者に、行政を介さず直接支援できる仕組みを整えてきた。このほど『人を助けるすんごい仕組み』(ダイヤモンド社)を記した代表の西條剛央氏に話を聞いた。
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特集 Part2
初動の早さと柔軟な発想で 困難乗り越え復活した民間企業
2012年03月10日号津波は沿岸部の民間企業に壊滅的な打撃を与えた。工場や店舗だけでなく、顧客と市場も失ったからだ。それでも諦めず、ひたすら復活を目指す企業もある。震災から1年の苦闘の軌跡を追った。
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特集 Part2
被災地の失職者数は10万人超 「試算」で見る厳しい雇用実態
2012年03月10日号求人はあるのに就職につながらない。2月半ばから、雇用保険の失業手当の給付期間が切れ始める中、被災者の未就職問題が深刻になっている。その背景にあるのは、「雇用のミスマッチ」だ。
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特集 Part2
進まぬ復興に焦る漁業者 漁業特区は東北を救えるか
2012年03月10日号東北の主要産業である水産業はかつてない危機に直面している。水揚げの減少と漁業者の高齢化、そして震災復興。課題は山積している。水産業復興への道筋はいまだ見えてこない。