記事一覧:新社長 Who's Who94

  • 深澤祐二(ふかさわ・ゆうじ)/東日本旅客鉄道(JR東日本)

    新社長 Who's Who
    深澤祐二(ふかさわ・ゆうじ)/東日本旅客鉄道(JR東日本)

    2018年6月9日号  

    「今はある意味、いいタイミング。社員が自由に物を言えて、いろんなことに挑戦していける、外に目を向けた企業風土をつくっていきたい」

  • 兵頭誠之(ひょうどう・まさゆき)/住友商事

    新社長 Who's Who
    兵頭誠之(ひょうどう・まさゆき)/住友商事

    2018年6月2日号  

    兵頭誠之の出身は住友グループの企業城下町である愛媛県新居浜市。両親も祖父も住友の関連企業で働き、また、住友グループ発祥の地である別子銅山は行楽で何度も訪れる身近な場所だった。「住友」が日常だった少年時代を過ごした兵頭は来年12月、住友商事の創立100周年という節目を社長として迎えることになる。

  • 金子 慎(かねこ・しん)/東海旅客鉄道

    新社長 Who's Who
    金子 慎(かねこ・しん)/東海旅客鉄道

    2018年5月19日号  

    「社員の力を引き出し、高めるのが私のミッション。そのためには相手の話をよく聞いて、分かりやすい言葉で語り掛ける。そうすることで会社の意思がバラバラにならず、一つの目的に向かうことができる」。4月に東海旅客鉄道(JR東海)の社長に就任した金子慎は、経営ポリシーについてこう語る。

  • 鈴木 善久(すずき・よしひさ)/伊藤忠商事

    新社長 Who's Who
    鈴木 善久(すずき・よしひさ)/伊藤忠商事

    2018年5月12日号  

    2011年6月、伊藤忠商事の役員を退任し、グループ会社で航空機内装メーカーのジャムコに転籍した鈴木善久は、いずれ引退したら夫婦でマレーシアに暮らそうと長期滞在ビザを取得した。

  • 田鎖 智人(たくさり・ともひと)/ジャパンネット銀行 

    新社長 Who's Who
    田鎖 智人(たくさり・ともひと)/ジャパンネット銀行 

    2018年3月10日号  

    インターネット銀行業界のパイオニアであるジャパンネット銀行は、2017年8月にヤフーの連結子会社となった。新たな局面を迎えた同行の旗振り役が、46歳という若さでトップの座に就いた田鎖智人だ。

  • 猪野 薫(いの・かおる)/DIC(ディーアイシー)(旧大日本インキ化学工業)

    新社長 Who's Who
    猪野 薫(いの・かおる)/DIC(ディーアイシー)(旧大日本インキ化学工業)

    2018年1月13日号  

    「5人に1人しか、DIC(デイーアイシー)という社名を知らない」。2018年1月1日、DICの社長に就任した猪野薫は、この10年ほど世間一般の知名度が低いことに悩んできた。

  • 井上 治(いのうえ・おさむ)/住友電気工業

    新社長 Who's Who
    井上 治(いのうえ・おさむ)/住友電気工業

    2017年9月2日号  

    「俺の次、おまえやれ」。2016年6月、住友電気工業の大阪工場で開かれていた品質管理発表会後の懇親会で、子会社の住友電装社長の任にあった井上治は、住友電気工業社長の松本正義(当時。現会長)から唐突にそう告げられた。

  • 五嶋 祐治朗(ごとう・ゆうじろう)/日本触媒

    新社長 Who's Who
    五嶋 祐治朗(ごとう・ゆうじろう)/日本触媒

    2017年8月12日号  

    研究所の解体──。4月1日、五嶋祐治朗社長が就任と同時に打ち出した新方針に社内は騒然となった。社員の約25%、500人の研究者に影響を及ぼす大改革だったからだ。日本に数ある化学メーカーの中で、日本触媒は国産の技術開発にこだわり続けてきた。それにもかかわらず、なぜ「聖域」だった研究所の解体に踏み切るのか。逆説的な言い方だが、五嶋は、研究所を解体することによって技術開発力を強化しようとしている。

  • 齋藤 充(さいとう・みつる)/日本通運

    新社長 Who's Who
    齋藤 充(さいとう・みつる)/日本通運

    2017年7月15日号  

    2016年の秋、現会長の渡邉健二から次期社長を告げられ、齋藤充は心底驚いた。というのも日本通運の社長は代々、労務畑出身。齋藤は財務畑で特に海外赴任が長く、いわば“傍流”であるからだ。一方で、そんな自分が指名されたのは、「会社が変わろうとするメッセージだと受け止めた」。

  • 森川 宏平(もりかわ・こうへい)/昭和電工

    新社長 Who's Who
    森川 宏平(もりかわ・こうへい)/昭和電工

    2017年6月3日号  

    「君たちには会社を変える研究をしてほしい」。30年以上前、昭和電工の当時の研究所長が若手研究者を集めて語った言葉に、20代だった森川宏平は人一倍、感じ入った。それまで「会社を変える」ことなど頭に浮かびもしなかったが、ふと、「一介の研究者の一つの研究でも、会社っていうのは変えられるんだ」ということに思い至ったのだという。

  • 髙柳 浩二(たかやなぎ・こうじ)/ユニー・ファミリーマートホールディングス

    新社長 Who's Who
    髙柳 浩二(たかやなぎ・こうじ)/ユニー・ファミリーマートホールディングス

    2017年5月13日号  

    伊藤忠商事副会長──。1月19日に発表された“幻”の人事に、髙柳浩二(たかやなぎ・こうじ)はひそかに喜んでいた。「副会長の『副』は幸福の『福』だ。本当に良いポジションだ」。

  • 三枝 富博(さえぐさ・とみひろ)/イトーヨーカ堂

    新社長 Who's Who
    三枝 富博(さえぐさ・とみひろ)/イトーヨーカ堂

    2017年4月8日号  

    「日本に戻ってこないか」。2016年12月、セブン&アイ・ホールディングス(HD)社長の井阪隆一らから打診があった。ところが、「日本で仕事する気はありません」と、三枝富博はいったん固辞する。イトーヨーカ堂が中国・成都市に進出した1997年から現地で働き、「日本より舞台が巨大な中国で人生を全うしたい」と考えていたからだ。

  • 此本 臣吾(このもと・しんご)/野村総合研究所

    新社長 Who's Who
    此本 臣吾(このもと・しんご)/野村総合研究所

    2016年11月12日号  

    昨年9月、前社長の嶋本正(現会長)から社長就任を打診されたとき、此本臣吾にはすでに覚悟ができていた。「中期経営計画を中心になって作った。それを(社長として)遂行しない選択肢はなかった」のだ。

  • 来島 達夫(きじま・たつお)/西日本旅客鉄道(JR西日本) 

    新社長 Who's Who
    来島 達夫(きじま・たつお)/西日本旅客鉄道(JR西日本) 

    2016年10月22日号  

    2005年4月25日を境に、来島達夫を取り巻く環境はガラリと変わった。死亡者107人、負傷者562人という大惨事となったJR福知山線脱線事故が発生したからだ。当時、広報室長だった来島は、発生直後からマスコミ対応に追われた。しかし、事実関係や事故原因について警察や事故調査委員会が調査していたため、得られる情報は極めて断片的だった。

  • 金花 芳則(かねはな・よしのり)/川崎重工業

    新社長 Who's Who
    金花 芳則(かねはな・よしのり)/川崎重工業

    2016年8月27日号  

    川崎重工業社長の金花芳則(かねはな・よしのり)は、就任早々、あるミッションを掲げた。「川崎重工の“縦割り”を打破し、世界的な認知度を高める」こと。金花自身が縦割り風土の中、鉄道車両事業一筋でキャリアを築いた“鉄道のプロ”なのだが、矢継ぎ早に組織の壁を壊す施策に着手している。

  • 丹保 人重(三井住友海上あいおい生命保険)

    新社長 Who's Who
    丹保 人重(三井住友海上あいおい生命保険)

    2016年8月6日号  

    今年2月下旬、持ち株会社のトップである柄澤康喜らに呼ばれた丹保人重は、「あいおい生命の社長をやってもらう」と告げられた。役員に就任してから3年を中部地区の営業の最前線で過ごし、また、これまでの会社員人生の大半を営業部門で過ごしてきた丹保にとって、まさに「頭の中が真っ白になる」事態だった。だが、すぐにそのやりがいの大きさを感じた丹保は、即座に「全力を尽くして頑張ります」と返答した。

  • 竹増 貞信(ローソン)

    新社長 Who's Who
    竹増 貞信(ローソン)

    2016年6月11日号  

    3月中旬、東京・大崎のローソン本社の社長室。前社長の玉塚元一(現会長)に呼ばれ、「社長をやってもらいたい」と単刀直入に告げられた。玉塚は返事を待たず、「国内のコンビニエンスストアの競争は激しく、一瞬たりとも気が抜けない。ローソングループ拡大のために、2人で一緒にやっていこう」と熱弁を振るい、右手を真っすぐ差し出した。

  • 満岡 次郎(IHI)

    新社長 Who's Who
    満岡 次郎(IHI)

    2016年4月23日号  

    2月に行った社長就任の発表会見直後、海外出張に向かう満岡次郎のカバンには、田中角栄元首相の評伝が入っていた。IHIのトップに立つに当たり、「宰相の考え方と実行力の秘訣を参考にしようと思った」。

  • ジェローム・ブリュア(日本ロレアル)

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    ジェローム・ブリュア(日本ロレアル)

    2016年3月5日号  

    日本の地を踏んだのは、2度目になる。前回、ジェローム・ブリュアが日本ロレアル・コンシューマー プロダクツ事業本部副社長として来日したのは、2008年のリーマンショック直前だった。「これまで訪れた中で、最もユニークな国。前回赴任したときと比べ、人生を楽しもうとしている日本人が増えたと感じる」

  • 栗原 博(富士ゼロックス)

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    栗原 博(富士ゼロックス)

    2015年8月29日号  

    1980年代の初頭。富士ゼロックスに78年に入社したばかりの栗原博は、“終電”に乗って客先へ営業に出掛ける日々を送っていた。ジャンパーを羽織り長靴を履き、目指すのは夜明けの築地市場。深夜から仕事を開始し、午前中には終える倉庫業者が顧客だ。開口一番「何しに来たの」と容赦ない相手に複合機の飛び込み営業を繰り返す、それが栗原の原点だ。

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記者の目

  • 編集委員 藤田章夫

    新NISAを追い風にする保険業界のしたたかさ

     新NISAが1月からスタートし、保険の販売には逆風かな?と思っていたら、「むしろ追い風になっていますよ」との声が多数。
     資産運用の相談に来た人に、「投資信託は資産が減ることもありますが、変額保険の死亡保険金額には最低保証があります」と言えば、「保険の方がいいか」となるようです。
     本来は、資産を運用したいのか保障が欲しいのか、目的に応じて使い分けたいところですが、これがかなり難しい。
     そこで、保険ジャーナリストの森田直子さんとファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、保険と運用それぞれの立場から対談を行っていただきました。面白過ぎて、対談時間はあっという間に過ぎました。ぜひご一読ください。

  • 副編集長 名古屋和希

    “予定調和”の買収は今後減少?

     第一生命ホールディングスが3月に福利厚生代行のベネフィット・ワンを買収しました。この買収劇は異例の展開をたどりました。
     先に買収を表明したのは医療情報サイト運営のエムスリーでした。そこに第一生命が参戦したのです。結局、エムスリーよりも好条件を提示した第一生命が買収戦を制しました。大企業による対抗的な買収は極めて珍しいものです。
     従来、事業会社はイメージ悪化などを恐れ、「敵対的」な買収を控えてきました。ただ、近年はルール整備などを背景に「同意なき買収」が広がる機運が出ています。買収が活発になれば、企業・業界の新陳代謝も促せます。今後、“予定調和”の買収は減っていくかもしれません。

最新号の案内24年4月27日・5月4日合併特大号

表紙

特集保険vs新NISA 今「契約したい保険」は? 生保商品ベスト&ワーストランキング

保険とNISA、どちらに資金を振り向けるべきか──。新NISAをきっかけに投資熱が高まる中、多くの人が抱える悩みだ。そこで保険とNISAで迷ったときの考え方や保険の見直し方、保険のプロ29人が辛口採点した生命保険商品ランキングを、業界の深部…

特集2変局 岐路に立つNHK

NHKが大きな岐路に立たされている。今国会で放送法改正案が可決されれば、ネット視聴も受信料徴収の対象となる。一方で、今後、NHKの受信料収入は人口減やテレビ離れを背景に先細る可能性が高い。職員数1万人を誇る巨大公共放送機関は、「みなさまのN…